塾のこと

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心の教育

三年前からの、コロナ流行がなかなか終息の兆しを見せないところに、ロシアのウクライナへの侵攻。そして、新たにサル痘の流行も取り沙汰されています。世の中が知らず知らずのうちにすさんでいっていることも、一つの原因かもしれませんが、最近の子供たちは、「心」がないように思います。自分本位ではなく、人への思いやり、人の痛みを我がことのように感じて、何か手助けをしてあげたい、そういう思いがとても希薄になったように、思います。また、いわゆる性善説、人間の本性は善である。この考えが日本では一般的です。一人一人性格や学力に違いはあるものの、一般常識における善悪の区別はみんながついていると私は思っていました。けれど、どうもそうではなかったことに、世間のみんなが衝撃を覚えた誤送金問題。色々と悪い状況が重なって、ある男性の口座に4630万円という大金が振り込まれてしまいました。振込先は手違いを詫び、返金をお願いしました。田舎の町です。多分、泥棒や殺人などの事件など皆無であったであろう田舎町です。ですから、当然と言えば当然、性善説の元、素直に返金に応じてくれると思っていたのに、そうではなかった。このことについて、...
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今年の受験生もコロナとの戦いでした。

世界中にコロナが蔓延して、とうとう3年目に突入しました。受験生達も、本人の感染は免れましたが、家族内に感染者が出たり、学級閉鎖が二度、三度と続きなかなか勉強が出来ませんでした。しかも、今年から指導要領が変わったり、今まで福岡市が採択していた教科書メーカの変更により、中2までに既習済みとみなされていても、未習のまま、新指導要領のもと3年の勉強をスタートすることになりました。指導する先生方でさえ、習ったことのないものを生徒に教えるわけですから、先生方もご苦労されたことでしょう。でも、思えば、明治維新! 江戸時代とまるで違う文化がやってきました。そして、第二次世界大戦! 今までとすべての概念がひっくり返りました。教科書も黒塗りだらけになりました。子供たちに自分は今まで嘘を教えてきたと罪の意識にさいなまれ辞職した人や自殺した人が多数いたということでした。両親たちは、量の単位を知りませんでした。今までは、匁とか、尺だったのに、突然1キログラムなどと言われてもわかるはずもありません。また、敵国語の英語を口にするだけでも憲兵に引っ張られるわけですから、英語の知識も全くありませんでした。そういうことを...
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コロナ禍で、また取沙汰される教育格差

収まるところを知らない、コロナの感染。福岡市内でも最近学級閉鎖が相次ぎました。変異株は若年層に感染しやすいことをまさに物語るもので、ほんとに毎日綱渡りの状態で塾での指導をしているという感じです。最近、東京より大阪の方が感染者が増加し、その中での中学生の動向を半年間追い続けたドキュメント番組を見ました。休校の際のオンライン授業。ここで、まず浮き彫りになるのがデジタル格差。端末を学校が貸し出すにしてもWi-Fi環境がなく、貧しい家庭は、最小限のギガ数しか契約していないため、ずっとオンライン授業に参加できないという悩み。母子家庭の子は、母親が飲食業のパートの道を絶たれ再就職も難しく高校進学をあきらめそうになる。これには、学校側がきちんと説明するべきであったと思いますが、今は就学支援制度が確立されているので、たとえ、私立校でもさほど毎月の費用はかかりません。けれど、考えたら制服代とか教科書代とか最初はかなりの出費です。その辺の計算をきちんとして、ボランティアで塾を開いている代表の人が母親に説明。どうやら、なんとか、この子のケースは高校進学を制度利用で諦めなくて済むめどがついたようでした。そして...
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コロナが続く中しっかりと今年も桜が咲きました。

一向にトンネルの出口が見えない中でも、生徒達はいつものように学校に行き、そして、受験を迎えました。昨年は、受験者が400人を超える高校のみであったWEB上での公立の合格発表は、全公立となりました。そして、なかなかスムーズに移行できなかった教育委員会のホームページも随分と改善され、わかりやすくお目当ての高校を選択することができるようになっていました。あらゆる面でのデジタルの推進化に結果的にコロナが一役買った形になってしまい、ほんとに皮肉なものですね。中学校でも土曜日などにオンライン授業が設けられ、登校してもいいし、自宅から授業に参加してもよいということで、塾の生徒達も各々どちらかを選択し授業に臨みました。「どんな感じだった?」と、聞くと、即、フリーズしたそうです。教育委員会が決めたカリキュラムに従わねばならないというのが正直なところでしょうが、そりゃあ、曜日、時間をずらさなければ動きは悪くなるでしょう。回復した後もたびたび遮断されたりもして、ただ、疲れただけ、何も頭に入らなかったそうです。実は、私も昨年、ある私立高校の先生に誘われてSkypeによるオンライン授業を参観したことがありました...
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新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。昨年は、コロナウイルスの影響で、世界中が混乱しました。今年こそは、よい年にと願いたいけれども、今までにも増して感染者数が世界中で増えており沈静化には、程遠いようです。日本には、外国のようにロックダウンができないので、結果的にお願いベースでしかないと、行政は言います。けれど、残念ながら、いくらお願いしますと訴えたところで、自分には関係ないやと思っている人が多いのも事実です。今日のことですが、電車に乗る前にICカードにチャージしようと、「チャージお願いします」と係の人に千円札とカードを渡し、チャージ後は「ありがとうございます」と言ってカードを受け取りました。次に、また別の女性がチャージするために窓口に向かって行っていたので、何の気なしに見ていると、係の人に無言でお札とカードを渡し、チャージ後も無言のまま受け取っていました。また、食料品売り場で列に並んでいた時、前の人がいつまでも何やらレジの人と話していました。今は、必ず清算前にレジ袋の有無を問われます。その人のかごの中には2点くらいしか入っていなかったので、レジ袋のことをずっと話す必要あるのかな?と思って...
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オンラインは嫌いだ

コロナの影響で、オンライン授業を売りにした塾が続々と登場しています。また、既存の塾でもオンラインとの併用あるいは、オンラインのみの受講者も募集しています。正直再び感染者が急増し、学校の部活などのクラスター発生に、いわゆるコロナ鬱のようになり、学校に通えていない子供たちもいるようです。当塾の生徒達も、うつにはなっていませんが、夜になっても暑さが続くこの猛暑、わざわざ通塾したくないなと口にする子もいます。私も、若干思います(笑)確かにオンラインは便利。以前の投稿でも生徒たちと面白いキャラクターになって、結構楽しんでやれたことも書いています。ただ、あまりにも家庭環境が見えすぎて困ったとも書いています。けれど、それ以外にも、何か腑に落ちないものを私はずっと感じていました。そして、その理由に最近気づきました。私は、塾の優先順位を知らず知らずのうちに、勉強以外のことを上位にあげていたのです。よく、生徒に成績だけUPさせたいなら、学校には行かなくてもいいと考える塾もあるよ。と私は言います。塾で、学校でのまどろっこしい説明を聞かずにさっさと進めた方がどれだけ効率的かと。中3の3学期は、仮病を使い学校を...
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学校再開

ようやく緊急事態宣言も解除され、学校も分散登校ではありますが、再開されました。学校がお休みの間、当塾では、3密を防ぐために時間を区切り1人ずつの指導を心がけ、コロナ感染が深刻さを増してからは、ラインによる、オンライン授業に切り替えました。これって、相手の画面に自分の顔が、かなりのアップで映し出されるわけで、少々抵抗がありました。みんなの、ぴちぴちのお肌を見るにつけ、がっかりしたり、恥ずかしかったり。でも、これまた、生徒が教えてくれたのですが、色々なキャラクターに変身できる機能があり、そのたびに、うさぎになったり、猫になったりして、なるべく、生徒の祖母世代の私は、自分の顔をカモフラージュしながら、頑張りました(笑)。生徒たちは生徒たちで、大口開けてがつがつ、ものを食べるおデブキャラになってみたり、ちびまる子ちゃんのおかっぱ頭になってみたりと、楽しみながら、約2週間、ほぼ、毎日頑張りました。けれど、オンラインは便利なようで、Wi-Fi設置場所がリビングなどにおいてある場合は、どうしても、他の家族の様子も知らず知らずに映し出され、集中力にかける場面もありました。友達と携帯で大声で話す。あるい...
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コロナの影響で様変わり

3月、公立高校受験の月。私立高校は、まだ、卒業する前に合格発表があります。朝一番にバイク便で学校に運ばれますが、生徒自身が知るのは、放課後。みんな、授業とか上の空で耳に入らないですよね。最近はインターネットが普及。家庭でもパソコンを持つ家庭が増えました。そんな、ご時世ですので、保護者の方も、私も、9:00の発表と同時に震えた指先でスクロールしていくわけです。公立は、みんなで、高校に行き、担当者が模造紙を何枚も張り合わせて作成した巻物(笑)を仰々しく開いて張り出していくのを、今や遅しと固唾を飲んで待つわけであります。そして、自分の受験番号を見つけるや否や、携帯で母親に、そして塾の先生に報告するわけです。「せんせ~!受かった!」あるいは「ごめんなさい」と言ったきり、号泣する場合もそれは、ある。致し方ない。私の時代は、公衆電話。10円玉を握りしめて長蛇の列に並ぶ。私の母校は福岡中央高校。自宅から、徒歩15分くらいのところに位置します。最初は、じりじりしながら、順番を待っていましたが、こりゃあ、家に帰って報告したほうが早いと、小走りに帰りました。母は、てっきり、電話があるものと思っていたので、...
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感情が薄い子供たち

みなさん、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。お久しぶりの投稿になりました。さて、最近あるTV番組で興味深い話を聞きました。子供の成長を見てもらうために行く健診。そこで、あるお母さんは先生から、あなたのお子さんは、とても、感情が薄いです。喜怒哀楽がはっきり出せるように、してくださいねと、言われたそうです。普通、健診といえば、体重が足らないだとか、身長が標準以下だとかを言われる感覚ですよね? きっと、そのお母さんも面食らわれたかもしれませんが、いい先生に出会われたと思います。それから、お母さんはあることに気づかれました。ある、お笑い芸人がTVの画面に映ると大声で笑うことを。私も好きです。「千鳥」の大悟です。あの、独特の岡山弁で、のらりくらり話すところがたまりません。この、赤ちゃんは通好みですね(笑)粋ですね(^^♪で、実際会わせてやろうと、ある企画番組に依頼。実際会うことができることになり、いざ、ご対面。すると、ブラウン管(いや、今は違うか、笑)から憧れの人が実際飛び出してきたことに驚いたのか、なんと、号泣。笑顔はついに見られませんでした。けれど、お母さんはそれでも、大喜び。...
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教育虐待

最近、父親が、小6の我が子を刺殺したという、事件があった。私立中受験に向けて自宅で父親が勉強を教えていたのだが、なかなか成績が伸びない。勉強量も足らない。厳しく厳しく何が何でも名門私立中に合格させるべく、これだけ教えているのに自分の思い通りの成果を出せない息子に、父親は絶望し、腹も立て、刃を向けてしまった。そのニュースの後にも同じような理由で、我が子を引きこもりにしてしまった父親がいるという話も聞いた。こういったことは昔からあったとは思う。親や教師が、教育・しつけの一環として体罰をふるっても認められてきた時代だ。その時代に生きてきた両親に育てられてきた子供が今度は親となり、同じように我が子に接する。ごく、自然の成り行きだ。自分もそのように教えられしつけをうけ、いい学校、いい会社に行ったのだ。だから、我が子にもそうなって欲しい。そうなるべきだ。いや、そうなるに決まっているという、強い思い込み。しかしながら、今の子供は塾で指導していても思うのだが全然堪え性がない。昔はこうだったんだよと、両親やベテラン教師に言われると辟易として、自分はそうなるまいと思っても実際やはり、同じことを、生徒に言っ...