2016年福岡県立高校入試分析

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2016年福岡県立高校入試分析
[check_box3 color=”orange”]英 語[/check_box3]県立高校は60点満点です。
去年まで15点の配点がリスニングでは17点と2点増加しました。
今までは、英作文としてよく出題されていた、問題がリスニングで問われるようになりました。
Which season do you like the best? And why?
この設問は頻出で、しかも、オーソドックス。ですから例題として、過去数年解いてきた問題です。それがリスニングに回ってきただけのことなので、聞き取ることさえできれば必ずできます。
過去頻出では、将来何になりたいか?などもありましたから、今年はそういったものが出題されるかもしれません。

[check_box3 color=”pink”]数 学[/check_box3]統計分野問題がここ数年大問1で出題されています。文科省が小・中・高通して
統計分野の学習を充実させるようにと言っており、全国的にも多く出題されるので、きちんと押さえておきましょう。
また、長文の問題が増え、より読解力が試されます。これからも、こういうも名代が出題される可能性が高いので、文章の中から必要事項を見抜く力を養うことが大切になります。
よく、小学校低学年の生徒は、問題を読まず、問題の中に書いてある数字だけピックアップして、式を作る傾向があります。
例えば10個のケーキが入った箱が5個ありますの場合、ケーキの個数を求める場合は10×5ですが、安易に10+5などとしてしまいがちです。小学校の頃から落ち着いて文章を読み解く力を身に着けていくことがこれから、ますます非常に重要になってきます。

また、例えば上位校を目指すなら50点近く欲しいですが、45分間で最後の問題までこなすのは、至難の業です。
中堅校なら40点あるいは45点とれれば十分です。ですから取りこぼしが絶対できない大問1の小問集合と、残りの大問の最初の設問1を確実にとれば、それで、35点くらいとれます。ですから、いかに短いスピードで確実に正解できるかを日ごろの訓練で培っておかねばなりません。
そして、あと残された10分くらいで一問解ければ上出来です。

[check_box3 color=”red”]理 科[/check_box3]理科も記述問題が25%しめます。また、完答が多いのも特徴です。
小問が3つあればそのすべてが正解でないと、点数がもらえないのです。例えば単子葉植物の場合、特徴として、平行脈・子葉は1枚・ひげ根で1つでも間違えたらアウトです。不注意・知識理解があいまいだと、たった1つの間違いを、完答問題で、何問もしてしまうことになりますから、結果、ふるい落とされることにつながります。
また、化学式・イオンなどの出題がなかったので、今年は出題される可能性大ですから、しっかり学習しておきましょう。

[check_box3 color=”green”]社 会[/check_box3]社会も文章記述問題が増加しています。もう、単なる上っ面の知識では社会のみならず5教科含めて点数はとれないということになります。
歴史は大問1・大問2で毎回出題され、大問1では江戸時代までだったのが明治時代までになり、大問2が明治時代以降となりました。考えたら歴史は増えます。近代史・現代史をある程度出題しようとなると、このようになってしまうのも、致し方ありません。
また、時事問題や複数の資料読解も大切です。特に資料統計は毎年変化します。
コーヒーと言えばブラジルですが近年ベトナムも上位に来たり、石油はサウジアラビアと、思っていたらアメリカの方が産出量が多くなったりしています。
新聞や、テレビのニュースなどを見聞きして、3年後には選挙権も持つ自分たちであることをしっかり自覚して受験生は日々学習に励みましょう。

[check_box3 color=”blue”]国 語[/check_box3]国語でも配点が大きく変わりました。60点に占める作文の点数が今までも14点と大きかったのですが、それが15点と1点増えました。まさに25%が作文なのです。そして、形式5点内容点10点と内容点重視の配点となりました。
より確かな文章力が試されます。当塾で使用している小学生の国語教材は、選択式ではなく記述で答える問題が主体です。なかなか骨は折れますが、その分しっかりと力はつきますから、めげずにがんばりましょう。

古文漢文は2,3年ごとに繰り返されます。今年は漢文かもしれませんが、もしかすると、また古文だったりする可能性もなきにしもあらず。
バランスよく勉強しましょう。

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