新年あけましておめでとうございます。

塾のこと

newyear新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年は新年早々いいことがおきました。10年ぶりにある卒業生が訪ねてきたのです。
プロゼミは大手塾とは違い塾を卒業してからも、ことあるごとに顔を出してくれる卒業生は多数います。特に高校に入学したての頃はまだ新しい生活に馴染めていないこともあり、しょっちゅう顔を出します。そして、徐々に回数が減りだんだん疎遠になっていくのですが、それも生徒たちの成長の証拠とさみしさ半分嬉しさ半分です。

そして、また数年経つと就職が決まったとか、結婚したとか、子供ができたとか何かHappyなニュースがあるとやってきて報告してくれます。
この生徒も同じように高校に入学したての頃は頻繁に顔を見せてくれていましたが、ある時からぱったりと顔をみせなくなり、とても心配していました。風の噂では高校も中退したとか。もう、気になって気になってしょうがありませんでした。そんな時FBである卒業生のコメント欄にその生徒の名を見つけ、友達リクエストをしてみました。すると、すぐ承認の返事。そして、年明けに顔を出しますという約束通り、来てくれたのです。受験生への差し入れを携えて。
彼は、もう、26.私の塾の前は何度も通った。でも、顔を出しにくいというか、顔を出せるという精神状態ではなかったと打ち明けてくれました。10年間近く彼は、のたうち回っていたらしい。そして、ようやく、その長いトンネルを抜け出すことが出来FBの投稿もやり始めて、私にも会いに来ることが出来たらしい。
彼が言うには、もう、アクセル全開で突っ走り、ブレーキが利かなかったらしい。
もし、そんなにがんばらなくてもいいんだよと、一言声をかけてくれる人がそばにいてくれたら違ったかもしれないと言っていました。けれど、その暗闇の時を過ごしたからこそ今があると思うとも言っていました。明るい笑顔で。

彼の話を聞きながら涙ぐみそうになるのを必死でこらえていました。実は、私は今年度から受験生にもっと頑張ってもらうべく今まで27年間続けてきた個別指導の脱却を図ろうとしているのです。そうなると、もしかしたら、また、彼のような思いをさせる生徒を生み出すかもしれない気がしたからです。けれど、残念ながら今の日本の教育制度ではどうしようもない。中学3年間で学んだものが入試で出るわけです。義務教育ではないけれど、今や100%近くの人が高校に進学するわけです。入試までにしっかり力をつけるには、個別指導では限界があるのです。
jump個別指導のいいところは、わかるまで、指導できることでは、あります。でも、じゃあ、わかるまで、長時間かかったらどうしますか?定期考査の範囲までの勉強も終わりません。入試の日程は変わりません。それまでに5教科3年間分を完全マスターすることは、不可能なのです。また、いくら、塾で、個別指導でわかったとしても、学校では相変わらず集団授業です。集団授業でついていくためには塾での先取り学習が必須です。でも、先取りしたくてもなかなかわからないなら、いつの間にか学校のペースに間に合わなくなり、ますますわからなくなるだけです。そして、それが雪だるま式に増えていき中3では、にっちもさっちもいかない状況に陥るわけです。
ですから、そうならないようにするためにはやはり、一斉授業についていけるべく力を養うことが大切になってきます。ですから、今年度からは、それに耐えうる生徒の募集に変えようと思っている次第です。
けれど、もちろん、別に偏差値の高い高校にいかなくてもいい、定期考査でも平均点以上の点数とれなくてもいい、ただ、ある程度の基礎知識をゆっくり個別で教えてほしいという生徒がいればご相談してください。

現在の入塾案内は、よって、前年度までとなりますので、ご了承ください。

プロゼミ 小川

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