塾のこと、介護のこと。

プログレスゼミナール

はなまるけいおう

 

皆さんは「ビリギャル」当然知っていますよね?映画化もされましたし。
内容は、偏差値がとても低い女子高生が塾に通い見事慶応大学に合格するという、まさに痛快な夢のような、奇跡のような話。しかも、実話です。世のお母さま方はもしかしたら、うちの子供も一発逆転狙えるかもしれない、受験生本人達も私もその女子高校生が行った塾に行けば慶応入れるかも?!と思った人も少なくないはず。

でも、果たして本当に奇跡だろうか?必死で勉強しているのに偏差値が低いのならともかく、たぶん元々頭はいいけれど、急にやる気を無くして、結果、何も勉強せずにいただけではないかしら?
よくよく、聞いてみると彼女はそれこそ、偏差値60位の私立中高一貫の学校を受験をしています。高校よりも中学受験の方がはるかに難しい。小学校で習う内容は受験に出ないので多分この時も進学塾に通っていたはずです。そして、ものの見事に合格しています。また、彼女が受験した慶応の学科は小論文と英語か日本史でよく、しかも、英語は辞書持ち込み可だったらしい。よって、高校受験とは違いとにかく英語に特化した受験勉強を必死でやれば、そこそこ学力のあった彼女にとっては、とても容易かったのではないでしょうか?しかも高2から再び塾に通いだしたようです。つまり、頑張って中学受験後、いわゆる燃え尽き症候群に陥り、下位のあたりをさまよっていたのでは?と私なりに推測します。しかし、もともとそういうわけで素養はあったのだから、これじゃいかんと思い直したのではないでしょうか?

160310_1実際どのような指導が行われていたのだろうかと気になっていたところ、、彼女が通っていた塾がマスコミでとりあげられ、私もテレビで授業風景を見ました。まず、びりの子が慶応に合格したことで、さらに人気が出たので、入塾するまでに待たねばならないというところから始まりました。つまり、待ってでも入りたいと思う子供が行くのだから、既にそこで普通のぼ~っとしている子とは違います。ようやく自分の順番が来たと嬉々としてやってきた、体験生に「君は、何が苦手なの?」と塾長が質問。「英語です。」と生徒。「じゃあ、この塾が続けられるかどうか、とにかく今日宿題を出すよ。これを来週までに必ず仕上げてくるんだよ。」そう言って、塾長はおもむろに机の中から取り出しました。何冊もの英語のテキストを。何ページでは、ありませんよ。冊単位です。がんばりたいと思いその塾の門をたたいたわけですから、当然その子は必死でやりました。
つまり、王道はないんです。やろう、がんばろうという気持ちがあってこそという、当たり前のことを実践できるかどうかの違いです。どこの有名塾でも結果行きつくところは、そこ。本人のやる気です。
28年間塾をやってきて芽が出ない生徒は、それこそ、ほんの数ページの宿題もやってきません。また、この塾では成績があがらないと言ってやめていった生徒はやはり、よその塾でもぱっとしません。反対にどんどん成績があがりもっと伸ばしたいと辞めた人は伸びていますが、正直たぶん私の塾に残っていても伸びたと思います。しごく、当たり前のことを実践するだけでいいのです。必ず偏差値はUPします。
160310_2その気にさせることができるかどうかで塾の力量は問われるのかもしれませんが、塾に行かずとも成績がいい人はいいのだから、やはり、本人次第。そして、塾での内容はさることながら、やはり、普段の日常の生活を律することではないかと思います。
成績伸びない人はやはりでれ~っとしていて、とてもだらしない感じがします。宿題しなかったり点数悪いことを家族のせいにします。学校の先生のせいにします。とにかくすべてに言い訳をします。
ここに受験生の心得を記します。口が酸っぱくなるほど、塾生に言い続けていますが、素直にアドバイスを聞いて実践する人、そうでない人の結果は、もう言わずもがなでしょう。

受験生の心得

  1. 都道府県・県庁所在地・代表的な海外の国・首都及び山脈・半島・湖名などを忘れないように常に地図帳を見る習慣をつける。
  2. 英語などは次に習う単元を必ず予習し単語の読み書き・あらすじを把握した上で授業に臨む。
  3. 遅刻・欠席はしない。きちんと先生方に挨拶をする。決められた期日に提出物は出す。
  4. 常にニュースなどを見て時事問題を知る。
  5. 学校や塾で何度も間違えたり大切だと言われたことを一冊のノートにまとめる。これが、あなただけの参考書になります。

受験も一段落をむかえました。

 

受験も一段落をむかえました。

今年の中3は3名。そのうち二人は私立専願です。
専願というのは、その私立高校一校だけしか受験しないというもので、私立側にも公立に受かったらそちらにいくわけではないので、メリットがあり、合格基準点も一般の試験より低くなります。ですから、生徒側にもメリットがあります。
また、公立高校は普通科だけが主ですが、私立は保育・介護福祉・情報ビジネスなど多岐にわたりますので、将来の夢がはっきりしていたら、かえって私立の方がいいかもしれません。
私立は付属高校も多いので、きちんとまじめに勉強すればストレートで同じ系列の大学進学も可能です。
今回2人は保育に関心があったので私立専願にしました。一人の生徒は残念ながら進学コースになりましたが、私、毎年、なんだか最終的には神様がその道を決めてくださっているのではないかと思うのです。公立に落ちて泣いた生徒も私立に進んだ後系列の4年大に推薦で受かりました。もし、公立に行っていたら推薦はもらえなかったかもしれないし、一般入試でもしかしたら不合格になったかもしれません。実際彼女の友人は公立から同じ大学を受験して落ちてしまいました。

もう一人の生徒は部活推薦で公立高校に合格しました。
公立高校を希望する人には二通りのパターンがあります。
金銭的な理由もあり、私立ではなく公立に行きたいというか、行かねばならない場合。
それと、行きたい高校がたまたま公立だった場合。
つまり、自分が希望した高校に少々偏差値が足らない、だから、一つ下のランクに落とそうなどとは考えないということです。その、高校に行きたい、でも、偏差値が足らない、だから、合格すべく頑張るというパターンです。この場合は伸びます。具体的にそこに行きたい!!と願うのだから。
でも、どうせ、部活推薦で学力推薦じゃないんだから、頭はたいしたことないんじゃないの?と思う人もいるかもしれません。
けれど、そうではありません。内申点にもある程度基準が設けられています。
そうしないと、高校に入ってからも困ります。
例えば偏差値70の高校に部活推薦で入るとしましょう。ボルト並みの俊足です。
けれど、内申点がオール1だったらどうしましょう?あんまりでしょう。
ですから、この場合でしたら最低オール4はないと推薦はもらえません。
今回の生徒の行きたい高校はそこまで偏差値の高い高校ではありませんでしたが、それでも、最初塾に来たときは惨憺たる成績でした。とても、志望校に合格はできない状態でした。
けれど、彼女は絶対そこに行きたい、そして、一足先に入っている先輩と一緒にプレイしたい、そこ以外は絶対行きたくないという、強い意志がありました。
何がなんでも行きたいんだという思いが強いとがんばるのですね!
塾に入る前は500点満点中250あるかないかの成績だったのに、勝負の2学期、見事に400超えました。椅子が英語ではチェアーということさえ知らず、それこそ、オール4と自分の口ではオールという言葉を使っているのに、それがall、すべて、全部という意味すらわからなかったのに英語は90点とりました。
あんたなんかに推薦はやれない!!と、憎まれ口をたたいていた担任の先生も認めざるを得ませんでした。内申もとても、伸びました。

basketball_layup_woman今は、毎日受験勉強ばかりで体がなまってしまった彼女。早速推薦合格もらった後は、部活三昧です!!

あっ、余談ですが、数年前同じ高校に陸上部活推薦で受かった女子生徒、昨日フェースブックでなんと、電撃婚約発表!!
中学時代から交際していた彼氏とゴールインしたんですって?!知らなかったわあ。

私の塾でせっせと受験勉強していた時に愛も育んでいたとは!!
まったく、妬けてしまいますわ(笑)
でも良かった!!合格・結婚Wでお祝い事あっていい一日となりました。

プロゼミ 小川 文子

今年になって

 

160131_1今年になって、こどもを虐待死させる事件が相次いでいます。
しかも、家族構成がほとんど同じパターンですよね?
女性のほうは若くして結婚出産そして、離婚。そのあと別の男性と内縁関係に。
前の夫との間にできた我が子を二人がかりで虐待して、死に至らしめるという構図。
母親になるという自覚がないままに、平気ですぐに子供を産みそして、しつけの一環だとかわけのわからないことを言って、殴るける。
そして、その、母親の生い立ちをたどれば、自分も虐待を受けていたとか、両親の離婚とか、登校拒否とか、なるほどねと、こっちが納得させられるような事例が次々に明らかになる。

私は、そういう事件が起きると、必ず生徒にその事件を話すようにしています。試すようで心苦しいのですが、私はその話を聞いた時の生徒の反応も見たいのです。
普段からにこにこ笑って愛想よくしている子供ならいいのですが、案外ぶすっとしたり、横柄な態度を私にとっている生徒たちの実際のところを知りたいのです。
わざと、思春期になると、親や先生に反抗する生徒やあまのじゃくの生徒など、たくさんいます。本質は絶対いい子たちなんです。だから、こういう話をすればその本質が垣間見えるのです。
みんな、その話を聞くと一様に顔をしかめます。また、内縁関係の夫が暴力団だとかいう話になると、「なぜ、そういう人と一緒になるんですか?考えられません。」と、全うな返事。そこで、私は、ほっと胸をなでおろすのです。良かった、ちゃんと成長してくれていると。

思い返せば、私の塾には実際生徒が家庭で暴力を受けていた例が数件ありました。
一人の生徒は母子家庭で、母親からよく叩かれていました。母子家庭なので我が子が後ろ指をさされないようにしっかり、教育したいという気持ちからつい手が出てしまうことは私にはわかっていましたが、叩かれる本人にしたら、たまったものではありません。
ある日、その生徒が私に言いました。「先生、よく、親に虐待された子供は自分が親になったら同じように虐待するっていうでしょう?学校とかでもそういわれるんです。でも、そこで、終わりです。だから、そうならないためにはどうすればいいかを、誰も教えてくれない。私は、もし、自分も子供を虐待する親になったらどうしようかと、それが、怖い。」と。私も一瞬返答に困りましたが、あなた自身が今、そう、思っているのなら大丈夫よとだけ、答えました。彼女が卒業してからは会っていませんが、きっと優しいママになってくれていることだと信じています。
もう一人というか、ある姉妹も父親から殴られていました。産みの母親は癌で亡くなりました。病死ですが姉妹は母親は父親から殺されたも同じだと言っていました。父親に虐待された場合本人もそうなる場合と夫に父親と同じような人間を選ぶ可能性が多いです。
私もその辺をとても心配しました。ある時私が、もし、先生が結婚して子供生まれたら塾どうしようかというと、妹のほうが「先生、そしたらベビーベッドを塾に置いたらいいよ。そしたら、私たちもあやせるやろう?」と言いました。涙が出そうになりました。ああ、よかった。父親にぼこぼこにされていても、きちんと人としての感情は芽生えているんだと。この姉妹とはばったり会うことが多いです。姉のほうはたびたび恋愛相談もしに来ていました。今は、優しいママになっています。

160131_2

過去に自分自身がつらい目にあってきた人はたくさんいると思います。実際親に虐待を受けていた人が私の塾にもいたわけですから。だから、最近の痛まし事件を、生い立ちが理由だというだけで片付けられません。
昔に比べ核家族化したことや、コミュニティの希薄さも一因のような気がします。
誰か一人でもいいので、周りに相談できる人がいたら、無残な死も防げたかもしれません。
私も、塾の生徒がそういう悩みを持った時は及ばずながら力になってやりたいなと思います。
そのためにも、つぶれないようにがんばらなくてはいけません(笑)

プロゼミ 小川 文子

新年あけましておめでとうございます。

 

newyear新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年は新年早々いいことがおきました。10年ぶりにある卒業生が訪ねてきたのです。
プロゼミは大手塾とは違い塾を卒業してからも、ことあるごとに顔を出してくれる卒業生は多数います。特に高校に入学したての頃はまだ新しい生活に馴染めていないこともあり、しょっちゅう顔を出します。そして、徐々に回数が減りだんだん疎遠になっていくのですが、それも生徒たちの成長の証拠とさみしさ半分嬉しさ半分です。

そして、また数年経つと就職が決まったとか、結婚したとか、子供ができたとか何かHappyなニュースがあるとやってきて報告してくれます。
この生徒も同じように高校に入学したての頃は頻繁に顔を見せてくれていましたが、ある時からぱったりと顔をみせなくなり、とても心配していました。風の噂では高校も中退したとか。もう、気になって気になってしょうがありませんでした。そんな時FBである卒業生のコメント欄にその生徒の名を見つけ、友達リクエストをしてみました。すると、すぐ承認の返事。そして、年明けに顔を出しますという約束通り、来てくれたのです。受験生への差し入れを携えて。
彼は、もう、26.私の塾の前は何度も通った。でも、顔を出しにくいというか、顔を出せるという精神状態ではなかったと打ち明けてくれました。10年間近く彼は、のたうち回っていたらしい。そして、ようやく、その長いトンネルを抜け出すことが出来FBの投稿もやり始めて、私にも会いに来ることが出来たらしい。
彼が言うには、もう、アクセル全開で突っ走り、ブレーキが利かなかったらしい。
もし、そんなにがんばらなくてもいいんだよと、一言声をかけてくれる人がそばにいてくれたら違ったかもしれないと言っていました。けれど、その暗闇の時を過ごしたからこそ今があると思うとも言っていました。明るい笑顔で。

彼の話を聞きながら涙ぐみそうになるのを必死でこらえていました。実は、私は今年度から受験生にもっと頑張ってもらうべく今まで27年間続けてきた個別指導の脱却を図ろうとしているのです。そうなると、もしかしたら、また、彼のような思いをさせる生徒を生み出すかもしれない気がしたからです。けれど、残念ながら今の日本の教育制度ではどうしようもない。中学3年間で学んだものが入試で出るわけです。義務教育ではないけれど、今や100%近くの人が高校に進学するわけです。入試までにしっかり力をつけるには、個別指導では限界があるのです。
jump個別指導のいいところは、わかるまで、指導できることでは、あります。でも、じゃあ、わかるまで、長時間かかったらどうしますか?定期考査の範囲までの勉強も終わりません。入試の日程は変わりません。それまでに5教科3年間分を完全マスターすることは、不可能なのです。また、いくら、塾で、個別指導でわかったとしても、学校では相変わらず集団授業です。集団授業でついていくためには塾での先取り学習が必須です。でも、先取りしたくてもなかなかわからないなら、いつの間にか学校のペースに間に合わなくなり、ますますわからなくなるだけです。そして、それが雪だるま式に増えていき中3では、にっちもさっちもいかない状況に陥るわけです。
ですから、そうならないようにするためにはやはり、一斉授業についていけるべく力を養うことが大切になってきます。ですから、今年度からは、それに耐えうる生徒の募集に変えようと思っている次第です。
けれど、もちろん、別に偏差値の高い高校にいかなくてもいい、定期考査でも平均点以上の点数とれなくてもいい、ただ、ある程度の基礎知識をゆっくり個別で教えてほしいという生徒がいればご相談してください。

現在の入塾案内は、よって、前年度までとなりますので、ご了承ください。

プロゼミ 小川

今回は、高校入試についてお話ししたいと、思います。

 

この時期になりますと、保護者の皆様から相談をたくさん受けることになります。
私立1本で行くか、公立のレベル下げたほうがいいかなどなど。

fotolia_76027655まず、私立入試のシステムをお話します。
私立には3パターンあります。
専願と言って、その高校にしか行きませんというもの。
次に一般入試。つまり、公立との併願。これも、前期と後期に分けられます。
ですから、専願で、もし不合格になっても最終的にあと、2回チャンスが残っていますから、どうしても行きたい私立があるなら、あるいは、本当は自分の実力ではとうてい無理かもしれないが一か八か受験してみたいと思う場合は専願からチャレンジするのもよいでしょう。

また、精華女子高は吹奏楽部が全国レベルの実力です。CDを出したり、テレビ番組に出演して歌手たちと多数コラボも果たしています。
ですから、偏差値がどうのこうのではなく、精華の吹奏楽部に入りたいという理由で専願受験する場合や、東福岡のようにサッカーやラグビーなど、プロ選手も輩出している高校に自分も行きたいと専願を希望する生徒もいます。

そして、私立は成績優秀者や何か才能に秀でている場合は奨学金を出してくれます。
私立は月謝が高いので、だいたい保護者は公立に行ってほしいと思うものです。
しかしながら、例えば野球がとてもうまく甲子園に行きたいと思っていれば、正直公立では難しいのが現実です。そういう場合、専願で私立の強豪校に特待生で行くことが可能です。成績優秀者も特進コースに進むことができます。私立はせっかく優秀な生徒たちが貧しいという理由で結果大学進学などをあきらめてしまうのは日本にとっても損失であるとの考えからどこの私立高校も積極的に奨学金を出してくれています。高校によっては大学の入学金も出してくれるところもあります。

昔はこのような制度はありませんでした。ですから、できた当初正直私は違和感がありました。結局、頭の良い人、スポーツ万能の人だけがもてはやされて、大多数の平平凡凡の生徒たちに不利ではないかと。
けれど、27年間塾をやっているといろいろなご家庭のお子さんを預かることになります。
離婚・死別・あるいはお母さんの蒸発などで、父親・あるいは母親だけになったり、両親がいても、倒産・リストラなどに見舞われ生活が苦しくなったり。
これが受験間際に起こると、悲惨です。情緒不安定になるし、果たして、自分は進学していいのだろうかと、悩むようになります。そういう場合、やはりスポーツが得意な生徒、学力が高い生徒だと、なんとか奨学金をもらい高校に行けるようにしてあげたいと思ってしまいます。ですから、神様がくれた贈り物だ、素直に受け取っていいんだとこの頃は思うようになりました。
私の塾からも多数奨学金のおかげで進学できた生徒がいます。
ですから、人は人、自分は自分で腐らず羨まず、こつこつと、平平凡凡な我々は努力するのみ(笑)

Classroom of japanase high school次に公立高校。
公立にも私立専願に似た推薦入学があります。一般に県大会出場者、そして、中堅高なら内申がオール4以上のような条件があります。
スポーツ推薦のほかにはボランティア推薦や学力推薦があります。けれど、ボランティア推薦はそう多くはないと思います。
学力推薦は、行きたい高校の偏差値により違うので、ほとんど3でもよければオール5に近くないといけない場合もあります。
そして、ここで、気を付けなければならないのは上位高に推薦入学しようと思う生徒は全員がもちろんその条件を満たしているということです。
ですから、自分はいつも中学でTOP5にいると安心してはいけません。受験するそれぞれの生徒がそれぞれの学校で5だらけだし、トップだし、生徒会長だし、部活のキャプテンだしと、なります。つまり、内申に5と記載されても実際は3と同じだということを親も子も理解しなければなりません。ですから絶対天狗になってはいけません。運よく合格できても、その現実を理解できない生徒は結局ドロップアウトしてしまいます。

一般入試、これはもう大変です。私立は福岡では、いまだに滑り止めという感覚なので、公立に流れる生徒もみこし定員以上の人数をとりますが、公立はそうはいきません。しかも、当日のテストの点数が良くても内申が悪ければアウトです。

中3の三者面談で、この公立は難しいのではと学校の先生がおっしゃるのは、受けても内申が満たず、不合格になる場合が多いからです。
つまり、内申が合計27必要な高校受験するときに2がちらほらあれば、よほど、本番の試験で高得点を出さない限り合格しません。教育委員会がしっかりと、内申点と本番の試験での出来栄えの両方から合格か不合格か判断するように決めています。
どちらも満たしている人が、まずAグループ・次にどちらかが受験に満たないBグループ、そして、どちらも満たないCグループ。よく志望校判定でA判定B判定などとでますがそれと同じようなものです。ですからCの上位者が合格する可能性も残されていますが、やはり確実性からいけばAでなければいけません。ですから最終的に決めなければいけないのは、公立に行きたいのか、その高校に行きたいのかです。もし、公立に行くこと自体が望みなら自分が志望している高校に内申が最初から満たないのであれば、下位に落とすしかありません。けれど、どうしても、その高校に行きたいのであれば、内申が不利でも満点とる覚悟で受験するしかありません。

いずれにしろ、最後の最後で慌てなくていいように、日ごろからしっかり勉強しておくことが大切です。

プログレスゼミナール 小川 文子

最近思うこと

 

54460627今、誰よりも早く塾に来る人、あるいは、土、日に自主勉に来る人は、現在の塾生ではなく、全てこの塾を卒業した人たちばかり。
定期考査前であったり、受験目前であったり。
卒業生の一人が塾に自主勉に来る理由を話してくれました。
家では、勉強の質が落ちるからと。
確かに家庭環境は、人それぞれ違います。各自個室を与えられている人もいれば、自分の勉強部屋がない人もいるかもしれない。
けれど、最近のデータでは、自分の部屋でなくリビングに学習机を置き、そこで、勉強するほうが能率が上がるとも言われています。
その生徒が言うのは、きっと、そういうことではなくて、自分に甘えが出るということではないでしょうか?
つい、TVを観すぎてしまう。すぐ、休憩して、何かをつまみたくなる。あるいは、ソファーやベッドに横になってしまう、等々。
自分を律することが出来る人は家でもいいのでしょうが、定期テスト前などに、このままでは成績UPしないなと思う人には私は常に声掛けをしています。塾に自主勉においでと。
多分その人たちは、その、卒業生曰く勉強の質が家では間違いなく落ちるであろうことが、予測されるから私は言うわけですが、そういう人はだいたい、それでも、来ないんですね。
結果、点数を聞いても答えることができません。

私は、独身ですから、もちろん子供はいません。けれど、27年間この仕事に携わっているわけですから自然にこの子の場合はこうした方が伸びるとか、このままではだめになるとかがわかってきます。特にご家庭では、今兄弟は多くても3人くらいですから、受験を経験するのは3回でしょうが、私は27回、しかも1回に多い時は、数十人の受験生と向き合ているのです。そして、毎年判で押したようにこの時期かかりつけの胃腸科へ胃薬を貰いに行きます。
「先生、今年は受験生、特に大変です。」と、私が言うと、「小川さん、毎年そう言い寄るよ」と先生。つい、笑っちゃいます。

1204-2親御さんは、家庭で接するわが子は、間違いなくありのままの姿を見せてくれていると思いがちですが、決してそうではありません。
学校・部活・塾・友人の語らいの中の自分、全て違います。
以前学校や塾ですごく騒ぐ生徒がいて、みんなに迷惑をかけるので、親御さんに連絡したことがあります。そちらは父子家庭でした。お父様はそんなはずはない、家ではとても聞き分けのいい、おとなしい子供だ、自分の話を聞くときは正座までして、親のいう事を素直に聞いていると言って、私の話を信じようとはしませんでした。
けれど、塾に通っているその子の友達に話を聞いてみても、学校での騒ぎ方は半端なくて最初先生も注意していたけれど、もう、この頃はあきらめているとのことでした。
私は、生徒に家でそれだけ、いい子にしていられるのなら、塾や学校でも少々騒いでも構わないが明らかに人の迷惑になるほど、騒いではいけないよと、諭しました。
すると、その子が蚊の鳴くような小さな声で言いました。
「だって、静かにしていないと、お父さんが殴るもん。」
私涙が出そうになりました。暴力で押さえつけていたのです!!
まだ、その生徒は小3です。これが自分も父親と変わらないくらいの背丈の中学生になっていたら、それこそ、反対に親に反発して家庭内暴力、あるいは校内暴力に発展していたかもしれません。
また、仲良し3人組と思っていたのに、実はその中の1人がほかの2人にいじめられていてつらい思いをしていたりと、私自身も見逃すことがあります。
反対にクラスでいじめられて悩んでいることを親に打ち明けられず私に先に打ち明けた子のお母様が私にお礼を言いつつ、少し先生に嫉妬しましたと冗談めかしておっしゃったこともあります。

このように、自分が一番この子のことを知っていると、それぞれの立場で思いがちですが決してそうではないので、やはり、いわゆる三位一体で、見守っていくことが大切になってくると思います。

お互いに頻繁に情報交換しながら、やはり小さな塾は勉強面だけでなく情緒面も育てていきたいものです。
また、やはり以前は常に勉強にも意欲的な生徒が多く、そして、素直に私のアドバイスを聞いてくれた人もたくさんいました。
しかしながら、最近は少子高齢化のせいもあり、高望みしなければどこかの高校には行ける世の中になってしまったこともあり、この塾の生徒がというわけでなく日本全体の教育が、何か甘くなっている気がしてなりません。昔の言葉でいえば、ノンポリだらけなのに、政府は選挙権を持てる年齢まで引き下げてしまいましたね。なんだか、心配です。
危惧しているのは私だけでしょうか?

昔の子供と今の子供

 

塾を始めて27年。その間に保護者の考え方も子供の勉強に対する姿勢もずいぶん様変わりしてきたように感じます。

よく、学級崩壊の話を聞きます。担任は決して新人の先生ではありません。ベテランの先生です。にもかかわらずクラスをまとめることができなくなり、うつ病を患い休職退職を余儀なくされた先生も多いと聞きます。

塾を始めたころは、最初生徒さんをお預かりする時「先生、うちの子がいう事を聞かなかったら殴るなり蹴るなりしていただいて構いません」とおっしゃるお母さんが大半を占めていました。

そのころのお母さん世代はほぼ私と同年代でした。つまり、私たちが小中学校の頃体罰という言葉すら聞いたことがなかったような時代です。

悪いことをして口で叱ってもわからないのなら手が出る。そこに感情をむき出しにして怒りにまかせて体罰をふるう先生など皆無だったと、思います。

私が今でも印象に強く残っているのは、高校生の時、クラスの半数以上の男子が平日朝からボーリングに興じ大幅に遅刻して登校した時のこと。

運悪く?よその担任の先生にぞろぞろボーリング場に入っていく姿を目撃されていました。そして、全員の名前を(女子高が前身だったので、400名中70名くらいの男子)担任に告げました。それを聞いた担任の怒りはきっと相当なものだったろうと思います。

担任はその名前を読み上げ前に出て来いと言われました。そして、出席簿で全員の頬をびんたされました。表情は冷静そのものでした。

いいですか?ただ、前に出ろ。そして叩く。その間一言も言葉を発していません。

だって、言わずもがなだから。そして、叩かれた男子も一言も口を開きませんでした。

息をのみながらその光景をみていた私たちも黙ったままでした。

そのあと何事もなく数学の授業が行われその一連の行動に対して誰も非難めいたことは一切言いませんでした。叩かれた男子も保護者には言わなかったと思うし、よしんば言ったとしても、学校に怒鳴り込む保護者などいやしません。

我が子が悪いんです。なぜ、体罰だ!と、騒ぎ立てる必要があるでしょうか?

ところが徐々に世の中の情勢が変わってきました。子供にも人権があるから尊重しよう。体罰などもってのほか。となると、子供がだんだん大人をなめてきます。俺たちが騒いでも手も足も出ないだろう。殴ってみろ、教育委員会に訴えるぞ!と。

そういうわけで、ベテランの先生も今の子供たちにどう接していいかわからず、昔の常識が通用せず、結局追い込まれ心を病むのでしょう。

数年前、ある高校で一人の女子生徒が亡くなりました。過失ではありますが教師が命を奪いました。確か授業中によその生徒が別のクラスの友達に会いに来て先生が自分の教室に戻れと注意しても聞かず、教室から引っ張り出した際に壁に頭をぶつけたとか、言う内容だったと思います。マスコミでも大きく取り上げられました。そして、その先生のことをほとんどのコメンテーターが非難する中、一人の大学教授が「もちろん、命を奪ってしまったのは良くないですが、僕たちの時代には、授業中に席を立って別のクラスに行くなんて考えられません。」と言いました。

私も本当にその辺のところがわからないんです。塾をしていても、私何か間違ったこと言ったかな?と首を傾げることは多いです。

定期考査前、特に受験生の定期考査前は遊ばないで勉強しようね。と言っていても、外で遊びまわっている姿を先輩に見られ私が知るところとなった、中3の生徒。どうしたのかな?友達に誘われたのかな?済んだことは仕方ないからその分頑張って取り戻そうねとメールしたら、じゃあ、塾やめますとなる。なんでそうなるの?

私は、わかりました、先生。サボった分取り返しますね!という返事を期待していたのですが。
知り合いの高校の先生に私、間違っていましたかね?と聞きくと、いや、そんなことはないよと言ってくださいましたが、考えたら、その先生も同じ世代。もしかしたら、若い世代に聞けば、違った意見だったかも。

スマホ・ライン・ゲーム・インターネット・飽食・ファストフード・少子高齢化。

さまざまな要因が考えられるでしょうが、やはりこの世の中があまりにもすべてのことにおいて満たされすぎていて、我慢・辛抱する力が無くなってしまったのでしょうか?

私は生徒から疎まれようが、プロゼミに縁あって来てくれた子供たちだけでも、せいいっぱい人生を進んでいけるよう、強い力、そして、人に対する思いやりの気持ちが持てるよう、指導していきたい。

成績向上より、人間向上を願うから。

下の写真は上記の記事とはなんら関係ありません(笑)プロゼミの可愛い生徒たちです。

あなたのためよ

 

今回は、近頃、メデイアなどで言われている、本当に「あなたのためよ」という言葉は子供をだめにする言葉なのかについて、話してみたいと思います。

勉強における「あなたのためよ」の場合

あなたのためよ私は、いつも、生徒に聞きます。

「あなたのためよと、お母さんから言われたら、自分のためではない。親の見栄のために言われていると思うでしょう?」と。
すると、殆どの生徒がそうだと頷きます。

そして、私は「確かにそれもあるかもしれないけれど、ほんとうにあなたのためなのよ」と続けます。
正直、親はそりゃあ、わが子がいい高校に入ってくれた方が嬉しいし、鼻も高いでしょう。
でも、それくらい良くないですか?人間だもの、仏様じゃないんだもの。

そして、生徒自身も大人になって出身校聞かれたとき堂々と名乗れる高校の方がよくないですか?
で、ここでいう名乗れる高校というのは決してレベルの高い高校という意味ではありません。

よく、なんのために勉強をするのかとか、因数分解が何の役に立つんだとか、偏差値の高い高校に入るのが、そんなに偉いのかとか生徒は言います。

確かに専門分野に進まないのなら学問そのものは、なんの役にも立たないかもしれない。

偏差値の高い高校に入っても罪を犯す人もいれば、まっとうな職業に就いていない人もいるかもしれない。

でも、だからと言って勉強するという事から逃げてはいけない。

何のかんの言い訳して楽な方楽な方に行こうとする人に、そういうこと言う人多いです。

天才も確かにいるけれど、やはり、人は努力は必要と思う。

高校入試においては、私は偏差値って努力のバロメーターのような気がします。この高校に行きたい。

でも、偏差値が足らない、行きたい高校に行くために勉強を頑張る。

苦手な科目から目をそらさず頑張る。

そういう気持ちってとても大事。

社会に出てつらいことに出会ったとしても15歳の時にあれだけ頑張ったのだから、今度もきっと乗り越えられるという強い思いを持てる。

だから、知識を学ぶだけではなくそういうこともしっかり学ぶための勉強だから役に立たないことはないし、「あなたが生きていく上での糧になる。つまり、勉強はあなたのためなのよ」となります。

そして、正直持って生まれたものはあります。

一度で問題を理解する生徒と何10回言っても理解できない生徒がいます。

理解できない生徒の目を見れば、本当に一生懸命考えてもわからないのか考えようとしていないのかは、わかります。後者は言語道断ですが、前者の場合は致し方ありません。

ですから、一度で理解できる人から見たら超レベルの低い高校だとしても、本人がそこに合格すべく一生懸命がんばって合格したのであれば、社会に出て、出身校聞かれても胸をはって堂々と答えられます。

「15歳の俺、よくがんばってくれたな、将来のこの俺の為に」となるのであります。

勉強以外の場面で使われる「あなたのためよ」の場合

あなたのためよこれは、非常に難しいです。

子供の頃経験ありませんか?あの人と遊んだらダメよ、あななたのためにならないからって。

私も母親に言われすごく腹が立ったし、反発もしました。

私は今独身で子供もいません。

けれど、二七年間塾という仕事に携わらせてもらったおかげで、たくさんの子供との関わりが生まれました。

すると、昔、母親に言われてすごく嫌だったのに、生徒が不良ぽい人と遊んでいたり、塾卒業生が複数の男の人と遊び歩いているというような話を聞くと、居ても立ってもいられず、そういう人との付き合いはやめた方がいい、あなたのためよとつい言ってしまいたくなります。

これも、子供をだめにするのでしょうか?

似たような話で間違いなく、これは、私も良くないと思ったことがあります。

もう、ずいぶん昔の塾卒業生の話です。

「先生。うちの子家出しました」とお母さん。

聞けば、その生徒は、私立では、ある程度名の知れた高校に進学していたのですが、中学時代の友人と遊ぶ機会が多かったらしく、その中の友人のことで、お父さんと、もめたらしいのです。

その、友人も反対の意味で名の知れた高校に通っていました。

すると、お父さんが「そいつと付き合うな。そいつとは、きれろ!そんな男、お前の人生においてなんの利益ももたらさない。お前の為にならない。」と言われたそうです。

よほど、計算高い人間でない限り、損得で友人と付き合う人など、滅多にいないのではないでしょうか?

例えば、人間性が悪ければ別ですよ。

平気で犯罪に手を染め反省の色は全然見られない人とかね。

でも、偏差値ランクでお前の人生にその男は必要ないはダメでしょう。

お父さんはいくつかの会社を経営しておられました。

この場合は多分あなたのためよではなく、ご自分のためだったかもしれませんが、真意のほどはわかりません。

それから、しばらくして、息子さんは戻っていらしたらしいのですが、数年後、そちらのご夫婦は離婚なさいました。

さもありなんというところでしょうか?

このように、一概に「あなたのためよ」は、良くないと決めつけることは、出来ない気がします。

時と場合によりけりです。

怖いのは、メデイアなどで、ちょっとそういうことが取り上げられたら猫も杓子も右に倣え方式ですぐ、賛同してしまうことです。

「あなたのためよ」は悪くって、どうも、「褒めて育てる」keywordはもてはやされています。

これまた、果たしてそうでしょうか?と、疑問を投げかけたくなりますよね?

さっきから、社会に出た時社会に出た時と言っていますが、もし、両親ともにとても、優しく、事あるごとに何でも褒めてくれて、ついぞ叱られたこともなく、素直にのびのび成長したとします。

でも、考えてみて下さい。

この世の中みんなそういう人たちばかりですか?憎たらしい人もいますよ。

平気で暴力振るう人もいますよ。

会社でもちょっとしたミスに対しても「お前、何やってんだ!」と怒鳴り散らす人もいますよ。

だから、これも、ケースバイケースですが、いけないことはいけない、叱るべき時は叱る、塾でも「怒らないでくださいよ。私、褒められて伸びるタイプですから」とか、生徒が言うけれど、それっておかしくないですか?

そういうことって指導者側が判断することと思うのです。

ああ、この子頑張ってるから、はな○あげよっかな、ポイントつけようかなって。

これも、あまりにも、褒めて育てようが巷で蔓延して、生徒たちが自分たちに都合よく解釈していますよね。

結論!!

人の意見に惑わされず、自分なりに言葉の持つ意味をしっかり解釈して、本当に心から相手を思いやり、素晴らしい行いをした人には賛辞をおくろうであります!!