2018-11

塾のこと

合唱コンといまどきの家庭環境

毎年11月は、中学校では合唱コンクールが開催される。 10年ほど前までは、生徒たちが一丸となり、朝練などを行い、その後は焼き肉店やカラオケで打ち上げというのが定番だった。 打ち上げの日が塾の日と重なるときは、私と生徒たちの攻防が始まる。結局私が折れてしまうのだが。 中3などは、まさに追い込みの時期ではあるが、みんなで頑張ったという達成感を打ち上げで味わいたい気持ちはわからないでもないから。 しかし、最近の生徒たちは違う。 とにかく醒めている。 前回のブログで書いた動物園状態のクラスでは殆どの人が練習に参加しないらしい。個人主義というよりエゴ、つまり身勝手さが蔓延している。 みんなと協力する気持ち、大切さなどが、段々わからなくなってきている。 自分さえよければ、他人はどうなってもいいという人間が多くなっている。 それは、家庭においても昔に比べ個人主義が目立ち始めていることに要因の一つがあるようだ。 一緒に食卓を囲まない。一家で何かをするわけでなく、個々が自分のやりたいことに没頭する。一昔前の一家団欒などがなく、家族間も希薄になっているようだ。 ただ、今は、共稼ぎの家庭が多い。十分な家計で...