2017-07

介護のこと

拉致被害者の会

7月8日に福岡で拉致被害者を救う会の集いがあり、参加してきました。 拉致問題担当大臣も福岡県副知事も福岡市長もいらしていました。 けれど、正直原稿棒読みの感、無きにしも非ず。 心がこもっていない気がしました。 実は、私はずっと以前から拉致の件については関心がありました。 被害者もそのご家族もちょうど私の世代の方々です。他人事とは思えませんでした。 特に横山めぐみさんに至っては、まだ、わずか13歳。胸が痛いです。 私は塾でその年代の子供たちを教えています。 めぐみさんもそうですが、若くして特攻隊になりゼロ戦に乗って、玉砕していった若者のことにも特に夏が近づくと思いをはせます。 今の若者は、体たらくすぎる。 甘えすぎ。叱られればしょげるか逆切れ。 「お前たちのために、こんな世の中を作るために彼らはお国の犠牲になったんじゃないぞ!」と怒鳴り散らしたいこともしばしばです。 そして、こんなに幼く、こんなに甘えんぼさんの年頃の子供が、そんな不幸な目にあったのだと思うと、もう、かわいそうすぎて、私が親なら気が狂ったのではなかろうかと思います。 実際被害者の家族の方のお話も伺いました。涙が止まりません...
塾のこと

東大生

最近現役の東大生とクイズで対決するTV番組が始まった。 塾が休みの日に観ると、東大だからどうのこうのではなく一定の知識やひらめきが備わっていれば誰にでも解ける問題が多数あった。 例えば、憲法第25条……そこまでアナウンサーが問題を読み上げたところで、東大生がボタンを押した。その段階で私も答えはすぐにわかった。 憲法25条生存権についての条文だ。国民には「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」である。 すると、聴衆やゲストが驚く。なんで、そんなこと知っているんだと。 おいおい、何を言っているのと私は思う。義務教育中3公民で習ったでしょう。しかも、まじ、ここ点取り問題、絶対テストに出るところ。定期考査前には必ず暗記させる。 つまり、東大生でなくても多分小6でも中3でもわかる。 しかしながら、人間というものは、のど元過ぎれば熱さ忘れるという慣用句があるように、その瞬間瞬間では、しっかり学べていたものが大人になれば必要なくなるのですっかり忘れてしまうのだ。 東大生あるいは、挑戦者たちが一般人と違うのはまさに温故知新。新しいこともどんどん吸収し、反面決して今までに得た知識をちゃらにしないこと。...