2017-04

塾のこと

丸天うどん?!

最近久しぶりに塾内で泣いてしまいました。それは、前学年の復習テスト。 採点をしていて、涙が止まらなくなってしまったのです。 「どうしたと?」「全部間違えとった?」 不安そうにたたみかけて聞いてきます。 そうじゃない。ほとんど正解していたので、あとからあとから涙があふれてきたのです。 その子は、あっ!そうそう、このブログの表紙を飾っている、まさにこの男の子です。 この生徒は小1でやってきました。早生まれの小1です。どれだけ、幼かったかわかるでしょう?  本来なら幼稚園の年長さんですよ。 私の塾の卒業生で、既に社会人になっている人の親御さんからの紹介でやってきました。 学校の成績がなかなか伸びない。担任の先生からも心配の声がと。 でも、まだまだこれからですよ。少しやんちゃそうですが、大丈夫ですとお預かりしました。 言葉のキャッチボールはできるし、とんちもきくし、決して知能が低いお子さんとは最初から思いませんでした。 けれど、とにかく気分屋、気持ちが乗らないと、てこでも動かない。泣き叫ぶ。 塾から脱走する。  テストの時は抱っこして最初はさせました。 帰る時はおんぶして階下におろしました。 ...
介護のこと

人は病気で死ぬのではなく、寿命で死ぬ。

人は病気で死ぬのではなく、寿命で死ぬ。 これは、母がよく口にしていた言葉です。 私も最近つくづく思います。 母の施設には100歳の人も多くいます。95歳で、足腰がしっかりしていて、今でも颯爽と歩かれる方もいます。 そうかと、思えば、母より、ずっと若い人が寝たきりの場合もあります。胃ろうをしていて、普通の食事ができない人もいました。この方は気の毒でした。楽しいおやつの時間も何も口にすることができないから。 寝たきりの人も勿論かわいそうです。 けれど、あら?  いつのまにか胃ろうの人が普通の食事に変わっている。 寝たきりの人が車いすになっている!! スタッフさん曰く正直お年寄りには将来がないと思われるかもしれませんが、こういう奇跡もあるのです。だから、決してあきらめたらいけないんですよと。 ほんとうに母の言ったとおりです。 けれど…. 普通の椅子に座っていらした方が車いす、そしてリクライニングの車いすに変わり、点滴の管が痛々しく細い腕に… この方を見ていたら自然に涙があふれてきました。 もう、まさに骨と皮。 血管、動脈も静脈も透き通って見えて息も絶え絶えです。奇跡は、もう起こらないかも。 ...