人を思うということ
母を今の施設に移して2年が経とうとしています。 訪ねると、相変わらずいい笑顔。 他の利用者さんも勿論穏やかに過ごしていらっしゃいますが、顔ぶれは、随分違ってきました。 ご高齢の方も入居なさっていたので、何人かお亡くなりになってしまわれ、そして、そのあと、新しい利用者さんが入居してこられるので、自然と顔ぶれが変わります。 予感はあります。ご自分で歩いていらした方が、車いすになり、そして、ついには寝たきりになる。 そして、以前にも増して足しげく身内の方が面会に来られる。 ああ、長くないんだなあと身につまされます。 けれど、いつも元気な方の姿が突然見えなくなることがあり、そういう時は覚悟が出来ていないので、かえって不安になります。 そういう場合はだいたい入院です。 転倒骨折・肺炎・心筋梗塞・脳こうそく等々。 母が、よく、人は病気では死なない。寿命で死ぬんだと、言っていましたが、その通りだと思います。100歳近い方でも見事に復活、退院されたし、骨折で入院長引いたら、ぼけちゃうんじゃないかしら?と、思ったおばあさんも最近退院され、相変わらずかくしゃくとなさっています。 また、胃ろうのため食事を口...